皆さん、おはようございます。
秋も深まってきて朝晩などはちょっと暖房が欲しくなるくらいになりましたね。
寒暖差に体調など崩さないようお身体ご自愛くださいね。
さて、株式会社editを設立しておかげさまで数ヶ月が経ちました。
この間、ビジネスを通じてお会いした方々はじめ友人も含めいろいろな方から受けた質問が
「で、コンテンツマーケティングって結局何するの、何がしたいの?」でした。
“伝えたい”を“伝わる”カタチに
をキャッチコピーとしている株式会社editのメインサービス内容が皆さんにきちんと伝わっていないこの事態は放置できない!ということで、今日は「コンテンツマーケティングって何?」に答えつつ
なぜ今、日本でコンテンツマーケティングが注目されるようになったのかその背景についてもきちんと説明したいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンテンツマーケティングとは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まず、コンテンツマーケティングの定義について、多くのサイトが引用または参照しているアメリカのコンテンツマーケティングインスティテュートの定義を以下に引用します。
“Content marketing is a strategic marketing approach focused on creating and distributing valuable, relevant, and consistent content to attract and retain a clearly-defined audience ― and, ultimately, to drive profitable customer action.”
【和訳】
コンテンツマーケティングとは、適切で価値ある一貫したコンテンツを創造し伝えることに重点を置いた戦略的なマーケティング手法。明確化した見込み顧客を引きつけ、関係性を保持することで最終的には利益につながるユーザーの行動を促すことを目的とする。
という、わかったようなわからないような定義がされています。
要するに、
・価値あるコンテンツをつくる
・見込み顧客を明確に設定する
・価値あるコンテンツをその見込み顧客に対して伝える
・その結果自分たちに利益となる行動を見込み顧客にとってもらう
というのがコンテンツマーケティングの最も基本的な考え方です。
アメリカでは2000年頃からコンテンツマーケティングまたはその概念が普及しはじめ
P&Gやマイクロソフトなどの大手企業でも既に取り組まれている手法です。
日本では2014年頃からコンテンツマーケティングという言葉や手法が、
主にSEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)に頼ってきた企業を中心にもてはやされるようになってきました。
その背景には、Google社の検索システムの仕様変更が大きく関わっています。
SEOって何?については説明があまりに長くなるので割愛しますが、検索エンジンで上位表示をされるための手法と思ってください。
次の章ではコンテンツマーケティングが日本でもブーム化しつつある背景についてご説明します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンテンツマーケティングが日本で台頭してきた背景
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここ数年Google社の検索上位表示の条件が「より閲覧したユーザーに価値あるものであること」が重要視されるようになりました。
例えば、
・閲覧するデバイスの多様化に対応したサイトの構造であること(特にスマートフォン対応ができていること)
・検索キーワードに合致したユーザーにとって有益なコンテンツが含まれていること
などが検索で上位表示されるうえでとても重要な要素となってきました。
1番目のデバイスの多様化は説明するまでもなく、多くのユーザーがパソコンだけでなくスマートフォンなどのモバイル端末で検索・閲覧を行うようになったため。
2番目の「検索キーワードに合致したユーザーにとって有益なコンテンツを含む」については、
これまではページの中にそのキーワードを含んでいて、検索エンジンが調べに来る場所に置いておけばそれも検索優先順位としてカウントされてしまう背景がありました。
そうなると、タイトルと実際の文章の中身がかみ合っていなくても、人間が見える場所にキーワードがなくても、検索エンジンさえ読み取ってくれれば検索上位に来てしまうという
ユーザーにとっては無駄な時間を費やすことにしかならない現象が起こることがありました。
これではGoogle検索自体の評価を下げる要因になってしまいます。
また、他のサイトからリンクがたくさんつながっている=有益な情報があるサイトであろうことも検索上位にくる上で重要な要素となっていました。
※他のサイトからリンクをもらうことを「被リンク」と呼びます。
これらの施策が今のGoogleの検索システムでは全く機能しないかと言うとそうではありません。
被リンクをたくさん持っているサイトで、競合が少なかったり、競合を圧倒するだけの被リンクを持つことが出来れば検索上位を維持することはある程度可能でしょう。
でも、Google側はあくまでもユーザーの有益性を最重要視して検索結果に反映します。
そうなると、被リンクで検索上位を競い合っていた企業同士の場合、よりユーザーに有益なコンテンツを持っているサイトの方が検索上位に来ることになります。
これまで被リンクSEOだけで検索順位を上げていた企業の場合、ユーザーに有益なコンテンツを持っていないことで検索順位が下がってくる傾向が出始めました。
また、被リンクで検索順位を上げていたSEO会社の多くも、これまでのやり方だけでは思うような成果が出せなくなってきました。
そこで注目されるようになったのがコンテンツマーケティングなのです。
———————————————
今日はひとまずここまで。
次回以降の記事では「コンテンツマーケティング」と「コンテンツSEO」の違いや、
株式会社editのソーシャルメディアを活用したコンテンツマーケティングについて引き続き説明していきます。
どうぞお楽しみに!